暖かくなってくるとひんやりしたデザートが食べたくなります。「元祖くず餅船橋屋」のくず餅にもかなりそそられる思いになります。江戸時代に創業した老舗の甘味処、船橋屋。梅や藤の名所として名高い亀戸天神の参道で、くず餅の販売を始めたのが原点らしいです。元祖くず餅には深い歴史と伝統が感じられる一品なんです。明治時代には、芥川龍之介、永井荷風、吉川英治らの文化人も好んで贔屓にしたという味は素朴でかつ上品なお味ということ。450日間もの間 乳酸発酵をし、熟成された小麦澱粉をひとつひとつ丁寧に蒸し上げたくず餅。そのくず餅に香ばしいきな粉と秘伝の黒蜜をからめることで、一層引き立つ香りが楽しめる和風デザートなんです。確かにくず餅って控えめな味わいに品が感じられていいですよね。
「元祖くず餅船橋屋」ではくず餅の他にあんみつやぜんざいなど和スィーツをいろいろ取り揃えています。新しいところでは、くず餅プリンというのがあって、現代風にアレンジされたスィーツもバリエーションに加わっています。熟成された小麦澱粉をプリンに混ぜ合わせ、黒糖蜜ときな粉をかけて食べるという、和洋折衷の驚きの美味しさも味わってみたいものです。
この時期は父の日ギフトにと、抹茶あんみつや夏みかん寒天の詰め合わせも提案されていて、なかなか興味深いです。
気になる方はサイトのほうを覗いてみるといいですよ。
Leave a Reply