新潟の名物菓子
新潟銘菓といえば、コレ!と言われるのが、新潟菓子工房・菜菓亭(さいかてい)の「河川蒸気(かせんじょうき)」。何と年間71万個を販売する定番人気のスイーツ菓子なんです。発売から30年にわたり、原料や製造方法を変えながらも、地元新潟で受け継がれてきた伝統のあるお菓子。当初は「蒸しどらやき」という名前だったのを、新潟で長年親しまれていた蒸気船にちなんで、「河川蒸気」と改名したものだということです。蒸気船と菓子を作るための蒸気をかけたネーミングであることは大いに察しの付くところです。地元に愛されるものという共通点を狙って付けられた名前なんでしょうね、きっと。
河川蒸気
その「河川蒸気」は、2008年の全国菓子大博覧会では会長賞を受賞。また、2011年8月には、お笑いコンビ、くりーむしちゅーがMCを務めるテレビ朝日の番組「シルシルミシルさんデー」でも取り上げられ、3店舗の味比べで1位を獲得したという人気ぶり。このこと自体は、菜菓亭のサイトでも自慢げに語られています。(ちなみに他のお菓子は、佐賀・村岡屋「さが錦」と高地・浜幸「かんざし」。男女100人中、64票獲得と圧倒的な強さで「河川蒸気」が勝利しています。)そして現在でも変わらぬ人気振りを維持しているお菓子というワケなんです。
洋風 蒸しドラ焼き
河川蒸気とは一体どんなお菓子なのかといいますと、いわゆる洋風ドラ焼きまたは蒸しドラ焼きといった風情のお菓子なんです。(でも厳密に言えば和風なんですが。)ドラ焼きの焼き皮の代わりに蒸した皮を使い、外側を黒糖風味のカステラのようなやわらかい生地に仕上げています。内側のあんは独自の小豆クリームを使用。小豆クリームを挟んで皮生地を2つ折にしたスイーツです。ケーキ屋さんでよく見かける、カスタードクリームを挟んだ2つ折のワッフルがありますが、そんな感じの形状です。河川蒸気は、もちろん素材にももちろんこだわっていて、生地に練りこんだ黒糖は、色も香りも最高級な宮古島産の「幻の黒糖」を、クリームの小豆は、粒あんに適した岡山備中産の厳選小豆を用いています。生地に用いる卵も地元で採れた健康な卵をふんだんに使っています。
しっとりソフトでクリーミー
個別パッケージを開けると薄紙に包まれたやわらかいスポンジ。ふわっとした感触が手に伝わります。しっとりソフトな蒸し皮と、その皮に挟まれたクリーミーなあんは、決して甘すぎず上品な味わい。皮とあん、両者の相性もバツグンな極上スイーツ。日本茶だけでなく、コーヒーや紅茶とも違和感なくマッチする食べやすいお菓子です。
味の虜
和菓子が苦手な私ですが、正直、中身があずきと気付かないくらいのまろやかさで、一口でペロっと食べてしまいました。また食べたいと願う、ちょっとした虜です。この味と食感なら、おそらく誰でも簡単にハマってしまいますよ。
前述の通り、ひとつひとつ包装がされたパッケージなので、個別で手渡しするにも最適。8個・12個・16個・20個入りと容量のバリエーションもあって、気が利いています。のし対応やメッセージカードのサービスもありますので、そのままギフトにも使えて便利です。また、サイトで表示されている価格には送料が含まれていますので、この点も安心。ネット販売限定で風呂敷包みになっているのと、期間限定の約10%割引中なのも嬉しいところです。
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